核不拡散条約(NPT)

2016.12.15

1963年に採択、70年に発効した条約。現在190か国が締約している。条約には3つの柱がある(1)米、英、ロ、仏、中の5つの核保有国以外の国が核兵器を持つことを禁止する(不拡散)。(2)すべての国に核エネルギーの民生利用(原子力発電など)の権利を認める(民生利用の権利)、(3)すべての国は全面的で完全な核軍縮のための条約を誠実に交渉しなければならない(核軍縮)。このようにNPTは核軍縮交渉を義務付けた唯一の世界的な条約だ。核保有国は(1)(2)は重視するが(3)には概して不熱心である。一方、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮はNPTに入らず(あるいは脱退して)核兵器を保有してしまっている。このような状況を何とかしようと始まったのが「核兵器禁止条約」交渉だ。