■「核兵器・核実験モニター」196号発行


◆母港軍艦へ巡航ミサイル・トマホークの積み込み・積み降ろし
すべて横須賀で行われた!---米駆逐艦ファイフ公文書から判明

 ピースデポは9月12日、横須賀で記者会見をし、米海軍の巡航ミサイル・トマホークの母港艦への積み込み、積み降ろしが、すべて横須賀基地で行われていることを初めて明らかにしました。
 駆逐艦ファイフの場合、母港期間中の70ヶ月に積み込み・降ろしされたトマホークの個数は595発でした。1ヶ月平均約9発、年間約100発となります。横須賀を母港とする6隻のトマホーク発射艦が、これと同様な割合でトマホークを扱うとすると、横須賀では年間1000発近いトマホークが、積み込み・降ろしされる計算となります。
 この記者会見資料の全文はこちらからご覧になれます。また情報公開法で入手した原資料の一部を画像データとして見ることができます。

  • <資料> 表1:巡航ミサイル・トマホークの主な種類
  • <資料> 表2:駆逐艦ファイフのトマホーク移動表
  • <資料> 表3:横須賀に配備されているトマホーク発射艦(2003年9月現在)


◆対外攻撃能力を廃止し、専守防衛にシフト:軍事力によらない安全保障へ
ニュージーランドの挑戦

 1999年の政権交代を契機に、ニュージーランドはジェット戦闘機を廃止し、老朽化したフリゲート艦を更新しないことを決めました。専守防衛と地域安全保障への関与、国連中心の国際貢献を前面に打ち出した新しい防衛基本政策を策定、軍事力の包括的な再構築に乗り出しています。
 ピースデポでは、10月11日にこの政策転換の立役者であった前国防副長官のディック・ジェントルズ氏を招き、東京で公開セミナーを開催します。多くの皆さんの参加を期待しています。セミナーの詳細はこちら。

  1. 冷戦下の核艦船拒否と対米防衛協力の凍結
  2. 99年労働党政権の登場と防衛政策の転換
  3. 戦闘機の廃止
  4. フリゲート艦の更新中止
  5. 防衛政策の枠組:専守防衛・軍縮・国連中心主義・非核
  6. 空軍:地域パトロールと陸軍部隊輸送へのシフト
  7. 海軍:多目的艦の新規導入
  8. 陸軍:部隊の再編成と装備近代化
  9. 総合司令部と生物化学防護部隊
  10. まとめと日本への教訓

<資料>として、2000年6月にニュージーランド国防省が出した「政府の防衛政策の枠組み」を抜粋訳しました。


米、新型未臨界核実験を計画
核実験再開へさらに一歩


 米国で核爆発実験再開のためと思われる更なる動きが見えてきました。米エネルギー省の国家核安全保障局が2004年に新しい形の未臨界核実験「ユニコーン」を実施する計画を明らかにしました。この発表ニュースを資料として全訳しています。また、2003年9月19日に実施された未臨界核実験「ピアノ」の実施予定のニュースも全訳しました。
  • <資料1>国家核安全保障管理局(NNSA)ネバダ実験場事務所ニュース(2003年8月22日)
    未臨界実験「ユニコーン」を計画
  • <資料2>国家核安全保障管理局(NNSA)ネバダ実験場事務所ニュース(2003年9月16日)
    国家核安全保障管理局の科学者、未臨界実験「ピアノ」を実施予定


<書籍案内>

英語で読む広島・長崎文献−Hirosima and Nagasaki: books available in English』
 中村朋子著、中国新聞社事業出版センター発行、定価:2,000円+税

 著者が20年かけて蒐集した英語で書かれた広島と長崎の原爆投下に関する文献資料446冊と日本人原著の英訳された原爆文献283冊のデーターベース。日本語と英語の解説をつけて紹介しています。英文文献リストとしては他にはない貴重なものです。
 注文はこちらから。http://homepage2.nifty.com/tomokonet/ 
 または、「こねっと・はこにわ」(tel/fax:082-263-2621)へ。





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