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■「核兵器・核実験モニター」
           273号発行
 

緊急報告

中国が衛星破壊実験   「新しい宇宙条約を急げ」

長く恐れていたことが予想外の形で発生しました。1月12日(中国現地時間)、中国が自国の人工衛星を弾道ミサイルで攻撃し破壊する実験を行って成功したという報道がありました。23日になって中国政府がこの事実を認めました。この実験は、人類の未来にとって重大な意味と影響力を持つことになります。「宇宙武装」あるいは「宇宙の兵器化」という新たな次元に軍拡が展開する可能性が出てくるのです。中国がこのような実験をおこなったことに強く反対をしますが、同時に、米国と日本の「ミサイル防衛」推進が今回の実験を必然化した側面を見落すことはできません。次号でより多角的な検討を行いますが、今号ではいわゆる宇宙の軍事化についての基本的視座を提供します。

◆今号の掲載記事:

●国連軍縮局をなくすな
2007年1月に国連事務総長に就任した潘氏が、軍縮局を事務局内他の部局に吸収合併させる案を提案していることが伝えられました。軍縮局のこれまでの歴史と国連内部での位置を確認しながら、潘事務総長の今回の提案の問題点を探ります。

●米、元高官らが核廃絶の訴え
2007年1月4日付の米紙、ウォールストリートジャーナルに掲載された、米元国務長官キッシンジャーらの共同執筆論文の抜粋訳を紹介します。

●東北アジア非核地帯構想
韓国、聖公会大学教授の権赫泰さんが、東北アジア非核地帯構想について、現状の問題点とその打開策を提案されてます。前号で掲載しました、「地球市民集会ナガサキ」での権さんの発言と合わせてご覧下さい。

●イスラエルの核
イスラエルの核兵器保有を認めたロシア軍の参謀総長の発言が波紋を呼んでいます。イスラエルが今日までとってきた核保有についてのあいまい政策(「肯定もしないし否定もしない」)が崩れ、イスラエルは核保有を公然と認めつつあるようです。イスラエルのこの態度の変化がイラン情勢にどのように影響を及ぼすのか。大滝正明さんがレポートをしてくださいます。

●特別連載エッセー・16 弘法にも筆の誤り
土山秀夫さんによる連載エッセイ、第16回です。


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