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新アジェンダ連合(NAC) 外相コミュニケ 2000年9月13日、ニューヨーク 「核兵器のない世界へ:新しいアジェンダ(課題)の必要性」の共同構想の進捗を検討するために会合をもった(新アジェンダ連合)各国の外務大臣は、この構想が、核兵器の完全廃棄へ向けたアジェンダを前進させたことを確認した。外相たちは、この目標が今でも真に緊急課題であって、あらゆる方面での加速された交渉過程を通して達成されなければならないことを、強調した。 外相たちは、2000年核不拡散条約(NPT)再検討会議の、前向きで実質的な成果を暖かく歓迎した。「保有核兵器の完全廃棄を達成する」という、5核兵器国による明確な政治的約束は、核兵器のない世界を達成するための新しい決意を示している。核兵器が存在することは無期限に許されないものであるという認識が得られたことは、重要な一歩前進である。 核不拡散・核軍縮の分野における交渉が限られた前進しか見せていないという背景事情や、冷戦後の安全保障環境の機会をうまくとらえることに失敗してきたといった事情にもかかわらず、このことは達成された。2000年NPT再検討会議で合意された行動計画は、今や完全に履行されなければならず、また、NPT再検討メカニズムを通して定期的に進捗が報告されなければならない。 外相たちは、核不拡散体制に対する現在進行形の挑戦に対して懸念を表明した。外相たちは、国際社会に対して、NPTへの普遍的加盟を達成するための努力を倍増させることを強く求めた。外相たちは、NPTに非加盟で保障措置のない核施設を運転している3カ国(インド、パキスタン、イスラエル)に対して、NPTに非核兵器国として加盟し、核施設をIAEAの包括的な保障措置の下に置くことを、くり返し要求した。 外相たちは、NPTの条項の完全な遵守の重要性を強調した。 外相たちは、NPTの成果にかんがみて、合衆国とロシア連邦の核兵器削減交渉の早期開始を要求した。外相たちは、5つの核兵器国が、NPT再検討会議で結んだ一連の約束を早期に行動に移すことを望んでいる。すべての国が、再検討会議で合意された目標の達成に貢献しなければならない。 外相たちは、対弾道ミサイルシステム制限条約(ABM条約)の締約国に対し、同条約の重要性と有効性を保持することを要求した。外相たちは、各締約国に対し、条約の目的を崩すようないかなる行動をもとらないようくり返し要求した。それによって、各締約国が、NPT再検討会議で自ら誓約した戦略兵器制限のさらなる交渉に向けてより好ましい条件を作り出すのに貢献するべきであると、外相たちは促した。 この文脈において、外相たちはすべての国に対して、核軍縮に後ろ向きな影響を与えたり、新しい軍拡を導いたり、また、核兵器の完全廃棄への誓約に矛盾したりするような決定を行わないように要求した。 外相たちは、ジュネーブ軍縮会議において核軍縮を扱う機関を即時に設立するという、NPT再検討会議での合意が、いまだに実行されていないことを遺憾とした。 外相たちは、CTBT発効と核分裂物質生産禁止の交渉という、NPT再検討会議の合意の重要性を強調した。外相たちはまた、核兵器のない世界において必要とされるであろう幅広い検証体制の検討を開始するという合意を歓迎した。 外相たちは、国際的な平和と安定は、国際社会全体の関与によってもっとも維持され強化されると結論付けた。このために、多国的参加とさらなる軍縮の前進が重要である。外相たちは決意を持って、新アジェンダの構想を追求し続けるであろう。 外相たちは、第55国連総会第一委員会に決議案を提出すると発表した。 (訳:川崎哲) ▲ページの先頭に戻る |
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