【脱軍備・平和情報モニター】【特集】第11回NPT再検討会議:ワーキングペーパーおよび最終文書案(2026年3月3日~5月24日)

第11回核不拡散条約(NPT)再検討会議は、残念ながら今回も最終文書を採択できないまま閉幕を迎えました。これで実に3回連続の「決裂」という、極めて厳しい現実が突きつけられたことになります。

報道によると、今回の決裂の主な原因は、最終文書案におけるイランの核開発をめぐる表現において米国とイランの対立が解消できなかったことにあるとされています。核軍縮・不拡散をめぐる国際社会の分断は、かつてないほど深まっています。

今回は、前回の特集ではカバーしきれなかった、再検討会議に提出された各種ワーキングペーパー(作業文書)や最終文書の草案を一挙に掲載します。会議の過程でどのような議論が交わされたのか。各国が提出した一次情報から舞台裏での議論を読み解き、核廃絶に向けた実効的なアプローチを共に考える手がかりとなれば幸いです。

写真出典 左:国連HP 右:国連HP 

2026年3月3日~5月24日の重要文書

NPT再検討会議 ワーキングペーパー
2026年3月3日(火)
【アラブ諸国グループ】中東決議の実施等に関する作業文書
2026年3月10日(火)
【日本】軍縮と不拡散教育
2026年3月19日(木)
【新アジェンダ連合】現状維持は持続不可能:核軍縮の促進が早急に必要
2026年3月20日(金)
【非同盟グループ】核兵器使用・威嚇に対する安全保証(消極的安全保証)
2026年3月25日(水)
【不拡散・軍縮イニシャティブ(NPDI)】2026年核不拡散条約再検討会議への提言
2026年4月29日(水)
【中国】日本の核武装問題
2026年5月1日(金)
【EUなど17か国】核不拡散条約再検討プロセスにおける透明性・説明責任の強化に向けて
【EUなど23か国】包括的核実験禁止条約
【EUなど18か国】核爆発装置用核分裂性物質の生産禁止条約に向けて
2026年5月5日(火)
【韓国・米国・日本】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核問題と核不拡散条約の整合性の維持

NPT再検討会議 最終文書案(Rev.4)および文書不採択に対するコメント
2026年5月21日(木)
【国連】 核不拡散条約(NPT)再検討会議 最終文書案(Rev. 4)
2026年5月22日(金)
【国連】核不拡散条約(NPT)再検討会議終了にあたっての事務総長の声明
2026年5月23日(土)
【日本】第11回核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議について(外務大臣談話)
2026年5月24日(日)
【米国】2026年核兵器不拡散条約再検討会議の閉幕にあたって

「ピース・アルマナック2026」刊行

2026年5月31日、「ピース・アルマナック2026」が刊行されました。主な内容は以下の通りです。

ハイライト―ガザ問題・イラン核施設攻撃
ジェノサイド経済・国連報告書/ジェノサイド認定の国連報告書/ガザ・トランプ和
平案/ミッドナイト・ハンマー作戦米ブリーフィング/核施設攻撃:日本政府談話
戦後・被爆80年
国連創設80年事務総長演説/石破所感/被団協声明/パグウォッシュ会議広島宣言
巻頭エッセイ 羽場久美子:世界の大転換、先進国危機と戦争―誰が平和をつくるのか
注目資料 米国家安保戦略/ウクライナ和平案/英仏核協力宣言/高市「存立
危機事態」答弁/長生炭鉱遺骨発見
2025年解題:役重善洋/鈴木達治郎/中村桂子/渡辺洋介/石坂浩一/木元茂夫

定価3,200円ですが、ピースデポにてご購入いただく場合、まとめ買いがお得です。
5冊以上の場合は1冊3,000円10冊以上の場合は1冊2,900円となり、いずれも送料無料でお届けいたします。
ご購入希望者はご注文フォームまたはチラシに必要事項をご記入のうえ、ぜひお買い求めください。