2010年発行(343-4~366号)

公開日:2010.12.15

366号(2010年12月15日発行) PDF0.8MB

【英国、「核のない世界」はどこへ?】
 「戦略防衛・安全保障見直し」発表 財政危機のため戦略核原潜の艦齢延長
  <資料>「不確定な時代における英国の安全:戦略防衛・安全保障見直し」2010年10月(抜粋訳)
【ロシア元首相ら4人の元高官が提言】核軍縮は国際関係を根本的に変革する手段
  <資料>「新たな軍縮計画を開始せよ」2010年10月22日(全訳)
   エフゲニー・プリマコフ/イーゴリ・イワノフ/エフゲニー・ベリホフ/ミハイル・モイセーエフ
【寄稿】「武器貿易条約(Arms Trade Treaty)国連プロセス―経緯と課題」
       夏木 碧(オックスファム・ジャパン ポリシー・オフィサー)
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」51】「核兵器国をどう説得するか」 土山秀夫

364-5号(2010年12月1日発行) PDF1.0MB

【国連総会・核軍縮日本決議】新しいタイトル、変わらぬ内容の弱さ 背景に「核の傘」維持への配慮
  <資料1>日本決議「核兵器完全廃棄に向けた団結した行動」10月15日提出、10月26日採択(全訳)
  <資料2>NAC決議「核兵器のない世界へ:核軍縮に関する誓約の履行を加速する」
                             10月15日提出、10月26日採択(全訳)
【さい塾調査:沖縄ヘリパッド】移設候補地の半分は不適切 軍事優先で生物多様性を壊す
【核兵器の「正統性」に関するモントレー報告書を読む】「『人道法コミュニティ』が核兵器を包囲する」
  ― 高原 孝生(明治学院大学国際学部教授、ピースデポ理事)
  <資料>報告書「核兵器を非正統化する:核抑止の妥当性の検証」(抜粋訳)  
【連載:いま語る―37】石垣昌宏さん(パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン)
  「核時代の現実を、より多くの人が知るきっかけに」

 

363号(2010年11月1日発行)  PDF1.0MB

【日豪主導の新国家グループ】その性格づけと目標を明確にせよ
【米、オバマ政権下初の未臨界核実験を実施】
  「核兵器のない世界」と核抑止力維持の間で深まるジレンマ
  <資料1>「バッカス未臨界実験、ネバダ国家安全保障施設で実施」(全訳)米国家核安全保障局月報、2010年9月
  <資料2>表:米国がこれまでに実施した未臨界実験
【2つの必読文献】
  ・MPIブリーフィングペーパー「核軍縮への避けられない人道的要請」(ジョン・バローズ)
  ・コンセプトペーパー「核兵器禁止条約(あるいは合意のパッケージ)に向けた準備プロセス
    :核兵器のない世界への枠組み構築のための実際的措置」(アラン・ウェア)
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」50】「14年前の提言に耳を傾けては」 土山秀夫

362号(2010年10月15日発行) PDF0.8MB

【日豪呼びかけ核軍縮外相会合】継続的「新グループ」結成をめざす グループの特徴と役割は未知数
     <資料>核軍縮・不拡散に関する外相共同声明(2010.9.22)(全訳)
【事務総長が会議招集:「機能不全のCDをどうする」】危機感の共有は深まる。打開策は持越し
     <資料1>ハイレベル会合・議長要約(2010.9.24)(抜粋訳)
     <資料2>潘事務総長の閉会の辞(2010.9.24)(抜粋訳)
【連載:いま語る―36】佐喜眞道夫さん(沖縄・佐喜眞美術館館長)
  「普天間の『心の緑陰』―基地のない島へ」

361号(2010年10月1日発行) PDF1.0MB

【「核兵器のない世界」の枠組みへの道】
  日本も約束したNPT合意から北東アジア非核地帯条約を見る―1999年国連報告に照らして
    <資料>地域の関係国間の自由意志による体制に基づく非核兵器地帯の設立(抜粋訳)
        国連軍縮委員会 1999年4月30日
【核兵器解体の検証へ】イギリス・ノルウェー・イニシャチブ 非核兵器国も関与が可能だ
【新「安防懇報告」を読む】日米同盟の相対化なくして「平和創造国家・日本」は可能なのか?
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」49】「真の“脅威”となる前に」 土山秀夫

360号(2010年9月15日発行) PDF1.0MB

【核及び他の大量破壊兵器のない中東へ】避けて通ることのできない挑戦が始まった 鍵となるイスラエルとイラン
    <表1>中東諸国のWMD条約署名及び批准・加入状況
    <表2>イスラエル・イラン・シリアのWMDの現状
    <資料>中東に関する決議 NPT/CONF.1995/32 (PartI)付属文書    
【国連・核実験に反対する国際デー】潘事務総長「2012年にCTBT発効を」
    <図説>CTBTの署名・批准状況            
【連載:海兵隊グアム移転を追う#10】米・最終環境影響評価書は移転を先送り 海兵隊戦力の見直しも始まる
  日本にとっては本質議論のチャンス
     <資料>最終環境影響評価書(部分訳)「グアム及び北マリアナ諸島における
         沖縄からの海兵隊、空母寄港用バース及び陸軍防空・ミサイル防衛部隊の移転」
【連載:いま語る―35】海老根靖典さん(藤沢市長・日本非核宣言自治体協議会副会長)
  「非核協を広げ、早期の核廃絶を市民とともに」

358-9号(2010年9月1日発行) PDF1.0MB

【図説:地球上の核弾頭全データ図説】(見開きPDF)
【潘基文ヒロシマ・ナガサキ語録】事務総長の核兵器ゼロへの熱意を励まし、支えよう
【オバマ政権、核兵器予算10年連続増を提示】新START(戦略兵器削減条約)批准が核兵器強化につながる?
   <資料>ファクト・シート:新STARTは、強力な核抑止力を維持する(抜粋訳)/
     付録D 2011会計年核安全保障複合体の近代化及び改修に関する2年毎の計画及び予算積算(抜粋訳)
【2020核廃絶広島会議アピール(ヒロシマアピール)】
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」48】「潘国連事務総長の熱き思い」 土山秀夫

357号(2010年8月1日発行) PDF1.0MB

【北東アジア非核兵器地帯への世論をさらに高めよう】
  核の傘に依存したままの日本では「核兵器禁止条約」をリードできない
<図説:広がる北東アジア非核兵器地帯への支持> 
【米国・新「宇宙政策」】露骨な「単独主義」から「国際強調」へ
      ――「トーン」は変化、内実は変わらず
     <資料>米合衆国「国家宇宙政策」/10.6.28(抜粋訳)
【イラン・トルコ・ブラジル合意の戦略的意義】新しい地域対話への可能性
     <資料>イラン、トルコ、ブラジルによる共同宣言(テヘラン合意)/10.5.17(全訳) 
【連載:いま語る―34】金田光正さん(埼玉県富士見市鶴瀬公民館館長) 
  「公民館は 非核・平和の拠点」

356号(2010年7月15日発行) PDF1.0MB

【創刊15周年によせて】―廃刊という目標に向かって、まだ続く /主筆:梅林宏道
【「米印核協定」の毒が回り始めた】―パワー・ポリティックスと核ビジネスの新次元
  中パ・日印「核取引」で日本が問われる
     <資料>日印原子力協力に反対するNGO声明(2010年7月6日)
【哨戒艦「天安」沈没事件】日本は真相究明と冷静な対応を主導せよ
     <資料>「天安」に関する最終報告書に対する参与連帯の立場
【米「弾道ミサイル防衛見直し」】オバマ政権もミサイル防衛の迷路に入った?
     <資料>米「弾道ミサイル防衛見直し(BMDR)報告・要約」(2010年2月)
特別連載エッセー「被爆地の一角から」47】「核政策の基本理念を忘れるな」 土山秀夫

355号(2010年7月1日発行) PDF2.0MB

【2010NPT再検討会議】市民社会からの総括(下) 非人道性、その他の懸案
【<資料>「核兵器の時代に終止符を」】ヤコブ・ケレンベルガー赤十字国際委員会総裁の演説
【安保理:イランに再度制裁決議】「イラン・トルコ・ブラジル」合意を活用せよ
      <資料>国連安保理決議S/RES/1929(2010)2010年6月9日採択
【<資料>「NSGガイドラインと不拡散原理の遵守を」】
  核問題専門家・NGO代表らがNSG(核供給国グループ)各国大使へ国際書簡
  中・パ核協力を「例外」にするな
【連載:いま語る―33】 大石又七さん(ビキニ事件・第五福竜丸乗組員)
  「ビキニ事件は平和運動の原点 ―『核なき世界』へ」

354号(2010年6月15日発行) PDF1.0MB

【2010NPT再検討会議】市民社会からの総括 (上) 核兵器禁止条約を中心に
【資料】2010年核不拡散条約再検討会議 最終文書 運用に関する評価(抄訳)/ 行動勧告(全訳)
【日韓NGOワークショップ:日本非核宣言自治体協議会代表団の発言】
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」46】「NPT再検討会議の宿題」 土山秀夫

353号(2010年6月1日発行) PDF1.0MB

【「核兵器なき世界」への努力を後方に押しやるな】
   「核保安サミット」を考える―NPTとの棲み分け
      <資料>ワシントン核保安サミット・コミュニケ(10.4.13)
【拡大抑止への依存では、「核兵器なき世界」の推進役にはなれない】
   日豪と新アジェンダ連合のNPT冒頭作業文書の比較
      <資料1>日本・オーストラリア作業文書(10.3.24)
      <資料2>新アジェンダ連合(NAC)作業文書(10.3.23)
【資料:ファクトシート「米国の備蓄核兵器に関する透明性の向上」】
【NPT再検討会議:ニューヨーク派遣報告】
【連載:いま語る―32】 金井創さん(沖縄・牧師)
  「辺野古、那覇から 平和を創る」

351-2号(2010年5月15日発行) PDF1.0MB

【米ロ「新START」署名】検証を伴う米ロ核軍縮プロセスが再開―さらなる削減への道は不透明
       <資料1>新STARTの要点
      <資料2>米政府「ファクト・シート」抜粋訳
【楽観を許さない欧州配備の米核撤去】NATOは対ロシアとの一貫した軍縮に踏み出せ
      <資料1>「次は戦術核だ」:ポーランド・スウェーデン両外相の
           「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」寄稿(10.2.1付)
      <資料2>ドイツ議会決議「ドイツは核兵器のない世界に向けて
                     手本を示さなければならない」(10.3.26可決)
【資料:NPT再検討会議に向けた非核兵器地帯に関する2つの共同声明】
  [1]「第2回非核兵器地帯条約締約国・署名国会議(2010年4月30日)及び2010年核不拡散条約
     再検討会議に向けた宣言ならびに勧告」(非核兵器地帯市民社会フォーラム/10.4.29)
  [2] 北東アジア非核化のための日韓国会議員の共同声明(10.4)
【特別連載エッセー「被爆地の一角から」45】「オバマ構想に欠けているもの」 土山秀夫

349-50号(2010年4月15日発行) PDF1.0MB

【米「核態勢見直し」】外交は変えた 軍事の実態は変わらない  「核の傘」脱却のチャンスは拡大
         <資料>核態勢見直し(NPR)報告書(2010年4月、国防総省) 「要約」部分全訳
【国連事務総長が書簡】すべての議会、国会議員の核軍縮努力を呼びかけ
         <資料>列国議会に宛てた潘基文国連事務総長の書簡(10.2.24)
【連載:いま語る―31】「米国で伝える 一人の命の大切さ」 笹森恵子さん(在米被爆者)

347-8号(2010年3月15日発行) PDF1.0MB

【2011米国「核兵器予算案」】
  「核兵器のない世界」に逆行する支出増を要求――市民の注意深い監視と分析が必要 
       <資料>米エネルギー省・国家安全保障局(NNSA)
                    核兵器関連活動予算(表・推移グラフ)
【日韓国会議員とともに「北東アジア非核兵器地帯」を語る】――連帯から協働へ
  ●基調講演:チョン・ウクシク(平和ネットワーク代表)
        梅林宏道(ピースデポ特別顧問)
  ●日韓議員フォーラム:
        チョ・スンス(進歩新党)、イ・ミギョン(民主党)、
        クォン・ヨンギル(民主労働党)、パク・ウンス(民主党)
        犬塚直史(民主党)、井上哲士(日本共産党)、
        遠藤乙彦(公明党)、平岡秀夫(民主党)
      <資料>「北東アジア非核化のための日韓国会議員の共同声明」(10.2.28)
【<資料>国会議員204名による米大統領に「唯一の目的」を求める書簡】
【特別連載エッセー:被爆地の一角から44】
  「核抑止をめぐる悩ましいジレンマ」 土山秀夫

346号(2010年2月15日発行) PDF0.8MB

【日本は核トマホーク退役に反対しない】
  <唯一の目的政策>と<消極的安全保障(NSA)>に関心
  「岡田外相書簡」を日本の核政策見直しの起点に 
   <資料1>岡田外相から米国長官、国防長官への書簡(09.12.24)
   <資料2>岡田外相外交演説(10.1.29)
【<資料>核兵器がある限り、安全性、信頼性への投資は必要】
  シュルツら4氏とバイデン米副大統領が相次ぎWSJ紙に寄稿
   ○資料1「我々の抑止力を守るために」
      :シュルツ、ペリー、キッシンジャー、ナン(10.1.19)【全訳】
   ○資料2「大統領の核兵器ビジョン」
      :バイデン副大統領(10.1.29)【全訳】
【中国海軍の動きと米原子力潜水艦の寄港】
【<資料>長崎アピール2010】

345号(2010年2月1日発行) PDF1.0MB

【ドイツ連立政権の政策協定】
 領土からの米戦術核撤去を盛り込む NATO核政策に波及するか?
   <資料>キリスト教民主同盟(CDU)、キリスト教社会同盟(CSU)及び
       自由民主党(FDP)による連立政権政策協定(09.10.26)【抜粋訳】
【START後継条約に垂れ込める暗雲】米国内議論の整理が必要
【北東アジアでMD(ミサイル防衛)が拡大】今こそ「協調的安保」への対話を開始する時
【<資料>日豪核委員会報告書】5月NPTに向けた、「20項目」核軍縮行動指針
【連載:いま語る―30】ソ・ジェチョルさん(韓国「グリーンコリア」)
  「信念を持って 在韓米軍と向き合う」

343-4号(2010年1月15日発行) PDF2.0MB

【<特集>核軍縮:日豪委員会(ICNND)報告書を論じる】
 ●梅林宏道(ピースデポ特別顧問)
  「鋭い批判と積極活用の両方が求められる 空白のまま残された大きな問い」
 ●内藤雅義(日本反核法律家協会理事/ICNND日本NGO連絡会共同代表)
  「弱い『規範確立』の視点 役割縮小と非合法化は並行すべき」
 ●中村桂子(ピースデポ事務局長)
  「『現実性』にとらわれ過ぎた報告書、だが活用すべき点も」
   <資料>ICNND報告書「核の脅威を絶つために」
            付属文書A・委員会勧告(09.12.15)【全訳】
【年頭にあたって】
  「希望を語り、誠実を心に刻む」
    田巻一彦(本誌編集長・ピースデポ副代表)
【図説:世界の非核兵器地帯】2009年、全地帯発行!  (見開きPDF)
  「核兵器のない世界」へのアジアからの貢献 北東アジア非核兵器地帯に進もう
【2010会計年 米・核兵器関連予算】継続する「核兵器のない世界」への落とし穴
【「さい塾」記者会見】
  米軍佐世保基地の弾薬不法投棄 事件の土壌はずさんな弾薬管理  
   <資料1>事件の経過/<資料2>佐世保海軍基地警備部の弾薬
【連載:海兵隊グアム移転を追う♯9】米国側にも依然多くの不確定要因
  政府は腰を据えて、「沖縄の負担軽減策」の検討と対米交渉を
       <資料1>2010会計年国防認可法(09.10.28)【抜粋訳】
       <資料2>グアム統合計画室(JGPO)の環境影響評価書(EIS)案(09.11.27)
                     /グアム移転部隊記載部分【抜粋訳】
【特別連載エッセー:「被爆地の一角から」43】「信頼か行動か」 土山秀夫