569号(2019年6月1日)

公開日:2019.06.03

    • 2020年NPT再検討会議第3回準備委員会
      勧告案に合意できず、2020年に不安残す
       米国の「安全保障環境」論の危険性
    •  4月29日から5月10日、2020年核不拡散条約再検討会議に向けて最後となる第3回準備委員会がニューヨーク国連本部で開かれた。議長が提案した2020年再検討会議に向けた勧告案を巡り多くの議論がなされたが、核兵器国と非核兵器国の溝は埋まることなく、勧告の合意に至らないまま幕を閉じた。特に、米国は、核軍縮へ向けての安全保障環境を整えることを優先させる新イニシアチブを提案し、議長案に強い拒否の意を示した。議長勧告案を巡る各国の主張を整理し、米国の新しい取り組みについて考察する。
      <資料1>2020年NPT再検討会議第3回準備委員会での
          サイード議長勧告案(抜粋)
          2019年5月10日、ニューヨーク
      <資料2>議長勧告に関する米国の声明
          アメリカ合衆国による作業文書
          2019年5月10日
      <資料3>「核軍縮のための環境を創る」(CEND)構想を実現する(抜粋)
          アメリカ合衆国作業文書
          2019 年4 月26 日

    • [連載]いま語る― 88 若者が自由に交流できる東アジアを目指して
    •    中村 桃子さん 日韓朝の若者ネットワークを模索
    • [日誌] 核・ミサイル/沖縄(19年5月6日~19年5月20日)

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