580号(2019年11月15日)

公開日:2019.11.19

    • 新名称の国連総会「日本決議」: 核廃絶に向け大きく後退、     国際努力の蓄積を放棄 安倍政権内部の議論の検証が必要 11 月1日、日本が主導し、核兵器の廃絶を求める決議「核兵器のない世界に向けた共同の行動方針と未来志向の対話」が第74 回国連総会第1 委員会で採択された。今年の決議案は名称だけでなく形式や内容もこれまでの日本決議と大きく異なっており、核軍縮に向けた姿勢が大幅に後退した。現情勢下で核軍縮にとって不可決な問題を取り上げないばかりか、これまでの合意事項の積み上げを軽視するような内容の決議である。核兵器廃絶に向けた被爆国としての責任を放棄しかねない日本の姿勢を厳しく問う必要がある。
    • <資料1>第74回国連総会 日本決議 核兵器のない世界に向けた共同の行動方針と未来志向の対話 A/C.1/74/L.47 2019年10月21日
    • <資料2>第74回国連総会 新アジェンダ連合(NAC)決議 核兵器のない世界へ:核軍縮に関する誓約の履行を加速する A/C.1/74/L.20 2019年10月21日
    •  [連載]全体を生きる 梅林宏道      第22回 「科学・技術を考え続ける(1)原研実習」
    •  [日誌] 核・ミサイル/沖縄(19年10月21日~19年11月5日)

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