<資料>ニューメキシコ州キャノン空軍基地における低空飛行訓練のための環境評価書(EA)案 2011年8月 合衆国空軍

公開日:2017.09.28

(抜粋訳)

2.1.2  空軍特殊作戦コマンドの任務

 空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は、フロリダ州ハールバート・フィールズを司令部として1990年5月22日設立された。AFSOCは、フロリダ州マクディール空軍基地に所在する合衆国特殊作戦軍(USSOCOM)の下で空軍が編成する主要コマンドである。AFSOCは、USSOCOMに対して、特殊作戦部隊(SOF)の世界的展開のための即応体制に責任を持つ。AFSOCは、高度な訓練を受け、緊急展開能力を持つ、きわめて専門的な航空機に乗務するパイロットによって構成される。AFSOCは、SOFを世界中の地域統合コマンドに展開・配備する。中核的任務は、4つの任務分野に分類されてきた。すなわち前進配備と交戦、情報作戦、精密作戦と攻撃、およびSOFの移動である。SOFは、火器の精密使用からSOFの作戦要素である潜入、離脱、補給、および給油に至る特殊作戦任務を世界中で実行する能力を米国に提供する。AFSOCのユニークな機能には、他国政府の国内的能力を開発するために軍事専門知識を提供する航空戦闘への助言は言うまでもなく、心理作戦のための機上からのラジオ・テレビ放送が含まれる。

2.1.3 AFSOCの基本的訓練機(略)

2.1.4 訓練任務の計画と実行

2.1.4.1任務計画
(略)乗員は、日没後の低空飛行のための訓練エリア全体にわたる任務と計画を受領する。戦闘における任務計画には、投下帯(DZ)での人員や装備の空中投下、様々な着陸帯(LZ)での夜間着陸、または空中給油のための結合、もしくは給油のような多様な活動が含まれる。(略)。

2.1.4.2ミッションの実行
(略)。各訓練ミッションは、敵地への潜入や地上部隊の投入、補給、または回収のための夜間低空飛行ミッションの熟度を向上するために計画される。C-130及びCV-22の乗員は、敵対的環境下での空中投下、着陸、および給油任務のための訓練を行う。(略)
  (訳:ピースデポ)