Ⅲ 「公開作業部会」準備会議資料(抜粋訳)【資料1】 国連事務総長事務所による 1月28日会合の召集状

公開日:2017.07.24

 (国連公開作業部会の公式サイトにリンクあり)
 国際連合事務総長より、国連加盟国およびオブザーバー国の常駐代表に対しご挨拶申し上げるとともに、謹んで、2015年12月7日に総会によって採択された「多国間核軍縮交渉を前進させる」と題する決議70/33に関してお伝えします。
 同決議の主文第2、3、5節に基づき、総会は以下を行うことを決定しています。

 「2. (略)核兵器のない世界の達成と維持のために締結される必要のある具体的で効果的な法的措置、法的条項および規範について、実質的に議論する公開作業部会を開催することを決定する。」、

 「3. 公開作業部会は、多国間核軍縮交渉の前進に寄与するであろう他の諸措置についても、勧告の策定に実質的に取り組むことを決定する。諸措置には以下を含むが、それに限定されない。(a)既存の核兵器に伴う危険性に関連した透明性措置、(b)事故、過誤、無認可によるあるいは意図的な、核兵器爆発の危険性の低下および除去のための諸措置、(c)核爆発がもたらす多岐にわたる人道上の結末の複雑性や、それらの相互関連性に対する認識や理解を促進するための追加的措置。」、
(略)

 「5. 公開作業部会が2016年にジュネーブで、国連総会の下部機関としてその手続き規則に則り、最長15日間の作業日にわたり、利用可能な時間枠の中で、これまで確立された慣行の通り国際機関や市民社会代表の参加や貢献を伴って招集されること、ならびに可能な限り早期にその組織準備の会合を開くことを決定する。」

 こうした背景のもと、事務総長は謹んで、同作業部会の運営会議が2016年1月28日午前10時に、国連ジュネーブ事務所パレ・デ・ナシオン第19会議室で開催されることをお知らせし、すべての国連加盟国とオブザーバーに対し、参加を呼びかけます。
 ジュネーブに本拠地がなく、国連ジュネーブ事務所に登録を行っていない代表団の氏名は、できるだけ早く作業部会事務局まで連絡してください。宛先は以下の通りです。

多国間核軍縮交渉を前進させる公開作業部会 事務局
軍縮問題事務所ジュネーブ支部
United Nations Office at Geneva, Palais des Nations, room C-113, CH-1211 Geneva 10, Switzerland
ファックス: (+011-41)22-917-0054
Eメール:oewg-ndn@unog.ch
ウェブサイト:www.unog.ch/oewg-ndn
 
 事務総長はまた、シェンゲン圏に立ち入るためにビザが必要な参加者はすべて、出発予定日前にできるだけ早くビザを申請するよう、お勧めします。申請の基準、要件、およびスイスへのビザ申請手続きに関する情報は以下を参照ください。http://www.bfm.admin.ch/content/bfm/en/home/themen/einreise/merkblatt_einreise.html.
 
 公開作業部会の準備に関わる詳細については、追って事務局より各代表部へ連絡します。情報はすべて、公開作業部会ウェブサイトから入手できます。
 国連事務総長はこの機会に、国連加盟国・オブザーバー代表各位に対し、重ねて敬意を表するものです。
2016年1月14日