【日誌】核ミサイル/沖縄(16年12月6日~17年1月5日)

公開日:2017.04.27

作成:有銘佑理、山口大輔

CEO=最高経営責任者/DPRK=朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)/GSOMIA=軍事情報包括保護協定/NSC=国家安全保障会議/ICBM=大陸間弾道ミサイル/IS=「イスラム国」

●12月8日 第4次厚木爆音訴訟で最高裁判決。夜間・早朝の自衛隊機の飛行差し止めと将来分の損害賠償を認めた高裁判決を破棄。
●12月12日 第26回国連軍縮会議、長崎で開幕(13日まで)。
●12月13日 トランプ次期米大統領、エクソンモービルCEOのティラーソン氏を国務長官に指名と発表。
●12月16日 韓国国防部、GSOMIA締結後初めて日本とDPRK情報を共有したと発表。
●12月19日 政府、DPRKの弾道ミサイルに備えた住民避難訓練を17年3月までに実施する方針を固める。
●12月22日 17年度予算案閣議決定。防衛予算は5兆1,251億円(前年比1.4%増)。
●12月22日 NSC、自衛隊が平時に米国の艦艇などを守る武器等防護の運用指針を決定。
●12月22日 プーチン・ロシア大統領、迎撃されないミサイルを開発し、核戦力を強化する必要があると述べる。
●12月22日 トランプ次期米大統領、「核能力を大いに強化・拡大する必要」とツィート。
●12月23日 国連総会で核兵器禁止条約交渉を開始する決議が採択。(本号「図説」参照)
●12月23日 国連安保理で武器禁輸を柱とする南スーダン制裁決議否決。日本は棄権。
●12月23日 中国外務省報道局長、トランプ氏のツィート(22日)に、最大の核兵器国は率先して大幅に核兵器を削減するべきと反応。
●1月1日 金正恩朝鮮労働党委員長、新年の辞でICBMの発射実験は最終段階と述べる。
●1月1日 トルコ・イスタンブールのナイトクラブが襲撃され39名が死亡、約70名が負傷。ISが犯行声明。
●1月3日付 政府がニュージーランド政府とP1哨戒機、C2輸送機を輸出する交渉に入ったと報道(日経)。
●1月4日 韓国国防省、17年国防政策報告で有事にDPRK指導部を排除する特殊部隊を早期に創設すると明かす。
●1月5日 政府、共謀罪を創設するための組織犯罪処罰法改正案を20日召集の通常国会に提出する方針を固める。

沖縄

●12月6日 宜野座村城原区集落周辺上空でオスプレイがつり下げ訓練。沖縄防衛局職員ら、提供施設外の飛行を確認。
●12月8日 北部訓練場ヘリパッド建設即時中止を求める米大統領への緊急公開書簡提出。27団体100人以上が賛同。
●12月9日 翁長知事、那覇軍港の浦添移設を容認。県議会一般質問。知事就任後初表明。
●12月10日 米「ベテランズ・フォー・ピース」、辺野古新基地・北部訓練場ヘリパッド建設中止を求める決議を択採。
●12月12日 翁長知事、22日に開催される北部訓練場返還式典、祝賀会欠席を発表。
●12月13日 普天間飛行場所属MV22オスプレイ1機、名護市安部沿岸に墜落。別の1機は普天間に胴体着陸。(本号参照)
●12月15日 辺野古陸上工事再開。キャンプ・シュワブ内の隊舎2棟を建て替え。
●12月19日 普天間飛行場所属MV22オスプレイ全面飛行再開。米軍、「MV22の安全性と信頼性に自信」と声明。
●12月20日 辺野古違法確認訴訟、最高裁上告審判決。承認取消しを違法とした高裁判決が確定し、県の敗訴が確定。
●12月21日 嘉手納基地で米P8哨戒機の牽引装置が外れ機体に衝突。米軍は「クラスA」事故に分類。
●12月22日 北部訓練場部分返還記念式典。菅官房長官「基地負担軽減」を強調。翁長知事は欠席し、オスプレイ事故抗議集会へ。
●12月26日 県、辺野古違法確認訴訟の敗訴を受け、辺野古埋立て承認の「取消処分」を取消し。
●12月26日 日米、地位協定の米軍属適用範囲明確化のための補足協定締結で「実質合意」。具体的な締結時期は明示せず。
●12月27日 辺野古新基地建設工事再開。工事中断から約10か月。沖縄防衛局、県が求める実施設計の事前協議を拒否。
●12月29日 在日米軍、政府へ17年1月初頭にもオスプレイ空中給油訓練を再開るす意向を政府に伝達。
●1月4日 翁長知事、年頭あいさつ。辺野古新基地建設阻止へ向け、「建白書精神に基づき公約実現に取り組む」と強い決意示す。